おはようございます、社長の柚木(ゆのき)です。
今日は、不動産の価格はどのように決まるのか、について書いてみようと思います。
と言っても様々な要因があるので、答えは簡単ではなく一つの記事で終わるようなものではないため何度かに分けて投稿したいと思っています。
不動産の価格を左右する「建物を建てられるか否か」
さて、最初に取り上げるのは「建物を建てられる土地か否か」です。
不動産屋は正式には「宅地建物取引業者(宅建業法より)」であり、宅地や建物の取引を生業としています。
鋭い方はお気づきかと思いますが、宅地とは建物が現に建ってたり、今後建てる予定の土地を指します。
つまりは、宅地建物取引業者が取り扱う土地は「建物を建てるため」の土地であると言えます。
よって、「建物を建てられる土地か否か」が大事になってくるわけなんですね。
我々不動産屋にとってその点は当然に大事ですがそれはお客さんに対しても同じで、例えばお客さんがせっかく土地を買ったのに家が建てられない、となったらどうでしょうか、それはそれは大変なことになりますよね。
そういったトラブルを未然に防ぐため、仮に後で気づいたときにもトラブルの解決のために尽力するというのが不動産屋の一つの仕事です。
目に見えないモノを調査するのが不動産屋の仕事
家が建てられるかどうかはパッと見だけではわからず、都市計画法や建築基準法、その他法令や条例などを調査してみないとわからないですし、建てられはしても追加で多額の出費があるなんてことも、ここらへんの調査をしっかりするかどうかは不動産屋選びの一つのポイントかも知れません。
あと、最近聞いた話では、家を買ってしばらく住み、売りに出そうと別の不動産屋に頼んだらなんと建て替え不可能の土地だった、なんてことも。こういった場合の売値は低くならざるを得ませんし、購入時に頼んだ不動産屋と事を構えるとしても大変な気力労力がかかってしまうことになります。ちなみに、昔の法律ではOKだったけど、今の法律ではNGであることがあるためこういったことが起こります。
まとめ
まとめると以下。
- 不動産の価格を左右するポイントの一つが「建物を建てられる土地か否か」
- 法令など目に見えないモノが多数関係し、調査を甘く見ると痛い目にあう場合も
- その調査を行ってトラブルを未然に防ぐのが不動産屋の仕事